ミヤネ屋でやってたお宝鑑定シリーズ第11弾について

2018/03/08

骨董品 生活の豆知識


先日ミヤネ屋の「お宝鑑定シリーズ第11弾」というコーナーがやっていました。
そこでは質屋さんというか、
ブランド品から骨董品までなんでも買い取っている買取屋さんに持ち込まれた物が、
(流石にゲームとかは取り扱ってなさそうだけど)
実際に鑑定されて換金される様が取材されていました。
(お客さんの顔はモザイクでね)


こういった番組だとテレビ東京系の「なんでも鑑定団」が有名ですが、
こちらの方も結構面白かったので鑑定番組に興味がある方は
こちらもチェックしてみるのもいいかと思います。
(ただミヤネ屋のは毎週この曜日等、定期的にはやっておらず
新聞等の番組欄にも載っていないので事前に知りにくいのが難点ですが)


今回はそこで鑑定されていたものを紹介します。

中国の古酒 4本


スプレー缶ではなかった
容器はプラスチックっぽいけどおそらく陶器だと思われる
アップにするとこんな感じ

こちらは祖父が中国旅行でおみやげとして買ってきたもので、
元から高価なお酒であり、開けて飲んではいません。
売りに来た理由は、もう祖父も亡くなってしまったし、
見た目的にもおいしくなさそうだからだそうです。
買取希望価格は一本5000円の計20000円とのこと。


鑑定士が言うには、このお酒の正体は貴州マオタイ酒というもので
中国の蒸留酒「白酒(バイチュウ)」の一種だそうです。
こちらではバイチュウというみたいです

(中国に単身赴任していた父親は「パイチュウ」と言っていましたが
地方によって少し発音が違うのでしょうか。
ちなみに白酒の味としてはすこし桃のようなフルーティな感じがする味です。
軽くがばがば飲めてしまいますがアルコールは高いので危険なお酒ですw)


原料はコーリャンという穀物でアルコール度数は53度、
世界三大蒸留酒とも言われており、
中国では国酒とも呼ばれてお祝いの席で乾杯するのにも使われているものです。
こういった高級なお酒なので、中身を安物に入れ替えたニセモノが
中国で出回ったりもするようですね。


持ち込まれたものは1980年製とハッキリ書かれたものが一本。 
他は印刷が薄くなって何年製か分からなかったが、
ラベルのマークが少し違うのでそこから判明しました。
星のマークのものが1980年代製、天女のマークのものが1990年代製です。
どうやら中身の漏れはないみたいですが、
どれもキャップの部分が少し破損しているのが気になるところです。
この部分はプラスチックに見えますので経年劣化でしょうか。
キャップはプラスチックなのかなあ。2万もするのに・・・。

気になる鑑定結果は、


40万円でした!



このお酒は現在作られたものでも一本2万円程するお酒だそうです。
内訳としては1990年代ものが一本5万円、1980年代のものが15万で
計40万円です。
破損がなければこれの1.5倍だったようなので、
もっと慎重に保存しておけば60万円だったわけですね。


いやー、なんかもったいないw。
ちょっと慎重に保管しとけば更に20万円になったのに・・・。
でもまあ、価値が分からずに持っていたらそうなるわなあ。
わからんではないw。

明治時代の旧金貨


木箱に入ってるー
こんな金貨が入っている


こちらは祖父が借金のかたに担保としてもらったものだそうです。
鑑定団を見ていて思うのですが、この「借金のかた」というのは
あやしい贋物が多いイメージですw。
これはどうなのでしょうか?
希望買取値段は100万円です。
(貸した借金の額がそれくらいだったようですね)


鑑定士が鑑定している途中、「これはすごい」と漏らします。
なんか本物っぽい感じですねえ。
鑑定によるとこれは日本で始めての西洋式金貨である明治金貨というもので、
その中で一番高価な旧二十円金貨です。

いろいろ金貨は出てたみたいですね
しかも旧金貨の中で最も発行枚数が少ない貴重品とのこと。

裏表はこうなってます

記憶によれば明治の一円は今の一万円くらいの価値はあるはずなので
二十円ならば二十万円ということになりますね。
二十万円玉が財布に入ってると思ったらなんか怖いなあ。
(この金貨はちゃんとした箱に入ってるものだけどね)


鑑定結果は、


なんと500万円でした!



すごいですねえ、どえらい高値がつきましたよw。


ただこちらの金貨は明治3年ものなので、
旧二十円金貨の中でも発行枚数が最多のものなんだそうです。
これが明治10年ものだと当時29枚しか発行されていないので、
希少性がより増して値段が2000万円を超えるのだそうです。
そんなのが家にあったら怖くて持っていられないなーw。

横山大観の掛け軸


名が入った木箱に入っている

横山大観(1968-1958)といえば誰もが知る日本画壇の巨匠です。
美術に疎い管理人でも知っているのですから相当な有名画家です。
中でも富士山のシリーズが有名で、2億の値が付いた作品もあるのですから
そりゃあ相当な方です。
ただ鑑定団を見ていて思うのですが(またかw)、
横山大観はニセモノの多い印象が強いです。
誰もが知ってる大物ですので当然なのでしょうけども。
今回はどうでしょうか。

こういった感じの掛け軸

この持ち込まれた掛け軸は水墨画ではありますが
富士山ではなく牛に乗った子供が描かれている作品です。
木の箱にも絵の方にも横山大観の名前は入っています。

名が入ってるー

ここまでは鑑定団でも良く見ますねえ。
買い取り希望値段は1000万円です。
本物なら最低でもそれくらいはいくみたいですね。


鑑定士によるとこれは「牧童図」というもので
大観のモチーフにはやや多いもの。
その名の通り牛を飼っている子供が散歩している絵柄で
よく見るとなんかかわいい絵です。

なんかかわいいw

大観がよく描いているモチーフだということは本物の可能性も
高まる感じがします。


鑑定結果は、


1000円でした!



1000万円ではありません、1000円です。
やはり大観は甘くないw。


どうやら複製品だった模様です。
墨で描かれたものではなく印刷で刷ったものでした。
この持ち込まれた方は他にも有名画家の掛け軸二点も持ってきており、
そちらもニセモノでした。
これらも印刷だったんでしょう

やはり素人でも知っているような有名人の絵とか掛け軸は怖いですねえ・・・。

感想


中国に旅行に行ったからって、
2万円もするお酒をお土産に買うってのはすごいと思いますね。
しかもそれを飲まずにずっと持ってるってのもすごいですねえ。
といっても2万円もしたら自分でもよっぽどの時じゃないと飲めませんわw。


管理人はウイスキーが好きなのですが、
2万円のウイスキーといったら山崎12年とか響17年とか
マッカラン18年とかになりますね。
そりゃあ飲めないわなあ。
管理人なんか普通の山崎一本を一年かけて空けるくらい慎重に飲んでますのでw。


あと金貨ではないですが自分も記念硬貨を持っています。
スーパーのおつりの中に入っていました。
鶴の絵柄が入った500円硬貨で「皇太子殿下御成婚記念」と書いてあります。
これもずっと持ってたら少しは価値が出るのかなあ・・・。
でも元の価値が500円だからなあ・・・。


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